私と柊磨
地雷だった。地雷すぎた。
広瀬 アリスさんの役が。
ということで、新月10ドラマ『恋なんて、本気でやってどうするの?』がスタートしましたね。
元々見る前から地雷だったのですが、もう見るなら見るで徹底的に解釈してやろうと思い、ブログに残すことにしました。
人を選ぶ内容になっていると思います。自衛、お願いします。
まるで、自分を見ているようでした。
『私の人生に恋愛という不確定要素は要らない』
予告で何度も何度も聞いた事セリフ。
その時はなんとも思っていなかったのに
広瀬さんの前後のセリフが付け足されると、とても苦しいものになりました。
高校時代、周りが彼氏と青春を謳歌する中、私はいつも『彼氏なんかいらない』と言っていました。強がりでもなんでもなく、勉強に部活、友達付き合い、普通に生きるのでさえ息が詰まるのに、余計な悩みが増えそうな恋愛なんてしたくない。私には、そんな余裕が無い。そう思っていたからこそこの広瀬さんのセリフが刺さりに刺さりまくりました。
しかしそんな中、1度だけ好きな人が出来た時がありました。相手は先輩で、仲良くなりたい一心でインスタフォローしてDMも送ってたくさん話して、イベントではツーショットまでお願いして撮ってもらいました。正直、自分の気持ちはバレていると思っていました。でも、バレてもいい、モジモジして後悔するくらいならあからさまでもいいじゃないか。と思って自分なりにアピールしていたんです。
ある日のことでした。急にDMの内容が恋バナになりました。
その先輩は私に『今度ね、クリスマスに好きな人に告白するんだ。これは貴方にしか言っていないから、誰にも言わないでね。』
そう送ってきたんです。そしてどうやら上手くいったようで、クリスマスのストーリーには彼女さんとの画像があげられていました。
相手は彼女持ち。キッパリ諦めて、DMも終わらそうと思っていた時、彼は私にこう言ったんです。
『〇〇ちゃんは好きな人いないの?誰?』と。
はぁ??????とさすがに思い、その連絡を無視してからは全く関わっていません。
今更ながら、私になんと言ってほしかったのかな。と思います。だって、なんとも思っていない男のインスタをわざわざフォローしますか?DMしますか?ツーショを事前にお願いしてまでも撮りますか?
正直腹が立って仕方なくて、こんな労力無駄だ。恋愛なんてしない、と決めたのがこのときだったと思います。
恋マジの中に出てくる、タクト先輩すぎてドラマを見ながら忘れていた過去を嫌でも思い出し、勝手に嫌悪感が増しました。
この男、気持ち悪い。いつかこの男も恋愛でつまづけばいいのに。
とまで思いました。
しかし、恋愛しないと決めた私を狂わせる男がまた現れました。
オタクとしてのポリシーも、私の恋愛に対するコンプレックスも全て、全て塗り替える男が現れたんです。
そう、松村 北斗くんです。
私と彼だって最初は普通のオタクとアイドルでした。
彼のパフォーマンスが好き。
儚くてでも、曲調が変われば一気に色を変えてくる彼のパフォーマンスが好き、色気漂うその雰囲気を混じえながらのパフォーマンスが好き、こちら側を挑発してくるようなその目を使ってのパフォーマンスが好き。
たくさんのパフォーマンス動画を見て、君に決めた。と思いました。
でも月日が経つにつれ、そして彼の中身を知るにつれ、私と彼の関係はオタクとアイドルでは無くなりました。
信じたくなかったです。
ただの恋愛でさえ労力を使うのに、それで結ばれるならまだしも、私と彼は結ばれることなんて無いのに、彼は私の存在さえ知らないのに、
どこにも行き場のない、でもとてつもなく大きな"好き"を抱えるのが辛くて。
所謂、リアコになっているのを認めたくなくて、でも認めざるを得なくてずっと、ずっと苦しんでいたんです。
そしてこのドラマ、私の1番大きな地雷を踏んできました。
「推しっていう言葉で誤魔化してた」
ほんとにコレすぎて、なんとも言えなくなりました。
"推し"という言葉で誤魔化してたんです。
友人に話す時も、オタク友達に話す時も、
彼を"推し"としてずっと紹介してきたけれど、
本当は彼は私にとって"推し"ではなく"好きな人"
だったんです。自分に言い聞かせたかったんです。
4月10日。私は彼に会いに行きました。
会いに行ってからずっとずっと、私の中で感情がグルグルグルグルしてて、何が気持ち悪いのか、何が嫌でこうなっているのか、自分でも分からなくて、それが更に苦しさを加速させ、自分でもどうすればいいのかも分からなくて、もう1人の推しくんにでさえ手を伸ばせなくなって、私はオタクとして終わりなのかなとも思いました。
でも冷静になって、そしてこの言葉を聞いて気づきました。
彼との距離を肌で感じてしまったのがきっと原因なんだと。
理解ってた、叶わない恋だって。頭で理解しているつもりではいる。どんなにこちらが本気で好きと叫んでも、彼にとって私はオタクの一部でしか無いことも、好きの種類なんて理解されないことも理解っている。
そして、どんなに彼を解釈しても、彼にしか答えが分からないことだって理解ってはいる。
でも、それを現実として受け止めてしまったからきっと苦しいんだと思います。
生で見て、所詮私と彼はオタクとアイドルなんだと。
私にしか私と彼の関係なんて分からないし、見えない。
本人からしてみても、他のメンバーからしてみても、周りのオタクからしてみても私と彼はただのオタクとアイドル。
ただ、それだけなんだと、あの場でそれを飲み込んでしまったから、ずっとずっと苦しかったんだと気づきました。
この言葉、ここまで地雷な言葉が存在するのか?
と言うくらいキツくて、苦しくて、なんでそんなセリフ入れ込んだのって本気で思いました。
しかもその言葉を受け止めているのは松村北斗くん演じる柊磨。
私と彼を表現するには相応しすぎる言葉で、彼は他の女性を抱きしめていて、ここまで見たくない、と感じたシーンは初めてでした。
初めて彼の作品で拒絶したシーンでした。正直あまり見たくはなかったです。
彼がこの言葉を他の女性から聞いた事実さえ受け入れきれないです。
ここまで辛い状況、あるのでしょうか。
この直前に柊磨が純に投げかけた言葉はコレでした。
『泣いていい、泣きなたまには。』
多分、私はこの言葉を柊磨から、いや北斗くんから投げかけられたかったんだと思います。
そして柊磨のような受け入れてくれる存在を欲していたんだと思います。
"私と柊磨"。
このブログのタイトルの答えは柊磨みたいな存在が欲しい。というか、北斗くんをそんな存在にしたかった。なってほしかった。ソレです。
彼の胸で辛い。苦しい。逃げ出したい。って泣きたかったんだろうな。とこのセリフを聞いて泣いてしまった私は、死ぬほど恥ずかしい自覚をしてしまいました。
でも目の前には違う女性を抱きしめている彼がいて、見たくなくて、あれは北斗くんではなく柊磨なのに嫌で嫌で仕方なくて。
このドラマの解禁があってから1度も彼に『おめでとう』と言えていない自分も嫌で、彼の腕の中でただただ泣きたくて、抱きしめられたくて、温もりを感じたくて仕方なくなりました。
そして柊磨。
彼をクズ男だ!と言っているTLを見かけたのですが、多分彼は愛に飢えているだけだと思うんです。
きっと、本気で彼"だけ"を求めて愛されたことがなくて、寄ってくる女たちはあくまでも本命の人がいて、その人と上手くいかなくて寂しいから、そこを柊磨で補って、ただただ柊磨って利用されているだけなのではないか。と思いました。
(でも自分のかっこよさを理解してそれを利用しているのはムカつく)(欲しい、だけど他の女がいるのは無理)
そして柊磨のこのセリフ
『僕で良かったらお役に立ちますよ。
どうしても一人じゃいられないって時、
呼んで下されば……』
こんなことを言っときながら、あの女の子と寝た後に別れたあとの彼の表情は役に立った人間の顔じゃなかったから、外面はこう言っているけど、本当は彼だって誰かに本気で、柊磨だけを見てくれる人がほしいんじゃないかな。
外と自分の中での矛盾が大きすぎて彼も彼なりに苦しみがあるんじゃないかな。
と解釈しました。
この答えは最終回まで見ないと分からなそうなので、最終回後に答え合わせをしたいと思います。
ここからは私のオタク人格が出てくるんですけど
あの新曲の挿入の仕方、息が詰まりそうになりました。
私、北斗くんから始まる曲って大体地雷曲になることが多いんです。(ってあなた、僕僕など)
彼の歌声が聞こえてきた時色んな意味で
あ、オワッタ
となりました。
しかも前期に記した通り、私は似たような経験をしたことがあるから、あの目の前でイチャつかれて切ない表情を浮かべる純が映し出された時に流れ始めたのが苦しくて仕方なかったです。
今回の曲の歌詞をメモしてくださっている方をTwitterで見かけたのですがとてつもなくしんどい歌詞じゃないですか?
個人的に
"汚れた靴を磨いても またどうせすぐ泥だらけになる"
"あなたにわたしは見せたくない"
がガン刺さりです……
この曲がフル解禁されたら、また解釈しようと思います……
昨日ドラマを見てすぐ次の日に書いている文なのですごく混雑しているのですが、読んでくださりありがとうございます。
またドラマを見ながらここを語りたい!
という部分があったら更新していこうかと思います。
P.S.
ちなみに私は柊磨が好きでした。