あの広い空から僕はどう見えた?
綺麗だった。歌っている北斗くんも、踊っている北斗くんも、ペンライトに照らされている北斗くんも。
ということで、SixTONESのツアーFeel da city 北海道公演 にお邪魔してきました〜❗️
もうツアー発表されてドキドキして、申し込みの時にドキドキして、当落の時にドキドキして、入る時にドキドキして……
運良く、北海道4/10夜公演に当選しました。
勿論、"北斗くんに会える"という感情はありましたが、彼らは"ライブが本業"と言っているので、その本業を見れることに、彼らの音楽を生で浴びれることに、喜びを感じました。
前日からご飯も食べれなくて、夜も寝れなくて、元々緊張しいではないですし、他界隈のライブも見に行ったことはありますがこんなに緊張そして不安を抱えた公演はありませんでした。
というのも、北斗くんにいよいよ会えるんだという緊張は勿論、私は彼をアイドルとしてではなく、どちらかと言うと一人の人間として愛しているからオタクとして彼のアイドルとしてのパフォーマンスを全身で受け止めることが出来るのかという不安が大きくありました。
でも、そんな不安に思っていた時の自分に教えてあげたいです。
そんな不安、一瞬で吹き飛ぶぞ、と。
公演の始まりの合図のBGM、そしてスポットライトに照らされる6人。
そのスポットライトに照らされた、たったその一瞬で吹き飛びました。
発光してるんじゃないか!?というくらい輝いていました。
天井席だったから、 見つけてもらうことはそもそも不可能でしたが、もうそんなことどうでも良くて、
以前雑誌『ViVi』で彼は言ったんです。
『みんなの前に立つことで僕はアイドルでいられる』
つまり、"みんな"がアイドル松村北斗くんにとっては命なんです。
この言葉を聞いた時は正直、その会場に私がいたとしても、パフォーマンスを純粋に受け止めきれないから"みんな"には入らないと思っていました。それが苦しくて悔しくて仕方なかったんですけど、彼が見えた瞬間に"みんな"になってやると強く思いました。
無我夢中でペンライトを振りました。双眼鏡で彼を必死で追いかけて、色々な表情と、動きを見ました。
その命になりたくて、それで彼がアイドルでいられるならその一員になりたくて。
そして曲目は進んでいきYour Best Dayになりました。
トロッコにのり、こちらまで来てくれて、彼がずっと白いペンライト振っている人に手を振っていて、双眼鏡で追いかけていたからこそ気づいたんですけど、その表情が儚くて、儚くて仕方なくて。でも目がすごく優しくて。
何を思ってそんな表情になっているのかはその場では無我夢中すぎて分からなかったんですけど、片手で双眼鏡をもち、表情を見ながら、もう片方の手でただただペンライトを振り続けました。
『私はあなたが大好きだよ、世界で1番好きで、これからもずっとずっと愛していきたい。全てを捧げたいんだよ』
言葉に出すことはできないですが、こんな気持ちで想いを届けていました。
私の席の直前までアリーナ側を向いていて、少し諦めていたその時にこちらを振り向いてくれて、彼の視界に入りたくて、"みんな"として認識されたくて音の出ないペンライトに想いを託しました。(MCの音の出るペンライトのくだり可愛かったですね)
セトリの順番で話せ!という感じなのですが、真っ赤な嘘の話に移りますね。
ってあなたに続く拗らせ曲。そして各々の解釈が必要になる曲だな、と初めて聞いた時に思いました。
皆さんはどんな解釈をしていましたか?
真っ赤な嘘の歌詞は北斗くんがネガティブで髙地くんがポジティブで、まぁなんとも"らしい"なと思いました。
だからこそ、ってあなたよりは解釈がしやすかったかもしれないです。
元彼と今彼なのか?という解釈も見ましたが、私はどちらも時間軸は『今』だと思っています。
つまりこの主人公は二人の仲で揺れ動き、浮気している。という解釈です。
『真っ赤な嘘 どうせ飽きられる演出』
というのは、浮気に気づいていないフリをしているのでは無いか、と思っていました。
(歌詞を一言一句語りたいところですが長くなってしまうので割愛します)
演出としては、北斗くんと髙地くんの間にパネルが置いてあり、そこを交差するフリがあったんです。
やはり時間軸は『今』なのか!?とその場で叫びそうになりました……
流石に1回だけでは解釈ができなかったので円盤に頼りたい!の気持ちと同時に、北斗くんの解釈も聞きたいなと思いました。
この公演でこの曲は絶対に0.1秒も目を逸らしたくない!という曲があってそのひとつが真っ赤な嘘だったのですが、もうひとつの曲は
"僕が僕じゃないみたいだ"
です。
この曲、本当に歌詞が苦しくて苦しくて仕方なくて、先ずはサビの
僕が僕じゃないみたいだ
笑えるな 君のせいだ
どうしてくれんだ どうかしてんだ
君以外はもう見えない
今までアイドルを好きになったことはありました。彼が初めての推しでもなければこうやって現場行くのも初めてではなかったです。
でもこんなに誰かのことを好きになって苦しくなったり、解釈したりするのは北斗くんが初めてなんです。そしてきっと彼が最後だと思います。
だから本当に今までの私ではないみたいで、君しか見えなくて、どうしてくれるの?というのが本心で、この曲がまるで私のことを歌っているみたいで本当に苦しかったんです。
でも私が本当に苦しいのはサビではなく、ここよパートです
君といる時の自分が好きなんだ
それが本当の僕だきっと
私は自分のことが嫌いです。容姿も性格も全て嫌いなんです。だけど、北斗くんのことを応援している自分だけは好きで、その時間だけは好きでいられて、そんな私を引き出してくれたのは他の誰でもない"君"でこの歌詞を歌っているのも"君"で。
SixTONESは拗らせ曲が沢山ありますし、フィギュアや光る、兆しなどオタクとして聴いても苦しむ曲が結構ありますが、私的に1番苦しい曲はこの『僕が僕じゃないみたいだ』で、これを生で聴けることにより、実際に彼の表情、歌い方を近くで見ることによりまたより一層彼を知れる気がして緊張していましたが、とても楽しみでした。
ずっと待っていたんですけど、中々この曲が来なくて歌わないことなんてある?と思ったその時に、
『愛に咲いた花の名前はLiar』
という冒頭の歌詞が聴こえてきて、アンコの1曲目でした。
たまたま彼がこっちに来てくれて、1秒たりとも表情を見逃したくなくて双眼鏡で眺めていた時に丁度彼がこちらの辺りを見てくれて、目が合った気がしたんです。
私だけを見たわけではないですし、確定でもないですし、勘違いと言われればそれまでなのですが目が合ったんです。
僕僕の中に出てくる"君"を想い苦しんでいた曲で"君"と目が合ったことがすごく嬉しくて嬉しくて、涙が出てきました。
そして本当の最後の曲のcassette tape。
Sカレーターに乗り会場全体を見渡す彼はやっぱり儚かったです。
でもすごく優しくて、この人のことを好きになってよかった。これからも着いていきたいです。と思わず永遠を誓ってしまいました。
デビュー組は舞台でもなければ会えるのは一年後。正直、今回のライブ終わりに生きる希望を失った感覚になるかなと思っていたんですけど全然そんなことなくて、逆に沢山の元気と勇気を貰いました。背中を押してもらいました。あの日私は、彼らに生きる意味を貰いました。
そんなことを帰りながら考えていた最中に、彼のこの言葉を思い出しました。
『この時代のエンターテインメントは、明日を生きる意味になるもの。そのぶん、ハードルが上がりました。』
雑誌での発言です。
北斗くん、なってるよ。明日を生きる意味貰ったよ。と届くはずもないのに叫びたくなりました。
このブログを書いている今も、大学で講義を受けている時も、バイトをしている時も、いつだって生きる意味をくれているのは北斗くんで、それを改めて感じた気がします。
綺麗だった。歌っている北斗くんも、踊っている北斗くんも、ペンライトに照らされている北斗くんも。
私から見た君はこうでした。こう見えました、感じました。全てが綺麗でした。
ならば北斗くんは
あの広い空から僕はどう見えましたか?